CongaMethod

コンガを飽きずに長く楽しむための秘訣・練習法

 

楽器演奏に絶対的な正解、「絶対にこうしないといけない」ということはありません。

本人が楽しく演奏できればそれがいちばんです。

しかしながら、楽器にはそれぞれに備わった性質があり、よく考えて作られています。

その楽器の性質と人間の手を最大限に活かすための練習法が既にありますので、楽しい演奏を具現化するためにも、まずは先人達が見つけた方法をやってみるのもいいと思います。

 

コンガの魅力は様々な音が出ることです。

これらの音を手に入れるための秘訣をお伝えします。

打楽器の中にはパンデイロやタブラのように、左右の手の役割が明確に違うものもありますが、コンガについては初期の段階で左右のバランスを整える必要があります。

左手(非利き手)のヒール&トゥーをはじめに覚えるのではなく、左右どちらの手でも同じように鳴らすことを目指しましょう。(ポイント2参照)

トゥンバオ(マルチャ)はラテン音楽でよく使う手順ですが、左右の手の使い方に偏りがあるものなので、最初に覚えると後々苦労することになります。

トゥンバオなどの「パターンを覚える」ことは、ギターや鍵盤楽器で例えると「コードフォームを覚え、バッキングをしている」のに似ています。

それなりに楽しめるかもしれませんが、基本を飛ばしてしまっているのでしばらく続けると限界を感じるようになります。

ギターや鍵盤楽器の音階練習に通じることをコンガでもやりましょう。

それをやった上でトゥンバオ、ソンゴ、ボンバ、メレンゲ、ワワンコー・・・などのパターンを覚えていきましょう。

 

ポイント1

11インチか11.75インチのコンガ1本で練習することをお薦めします。

なぜならば最も多様な音が出せるのはこのサイズだからです。

チューニングはオープントーンが楽に出せる範囲でなるべくハイピッチにしましょう。

力任せに叩かないようにしましょう。

手のひらの付け根をコンガのフチやリムに強くぶつけないようにしましょう。(手を傷める可能性が高くなる)

手にマメができることは決していいことではありません。

面白いことに、脱力を身につけた柔らかい手が硬質なスラップトーンと分厚いオープントーンを生み出します。

 

ポイント2

「ギターや鍵盤楽器の音階練習に通じること」とは?

コンガは基本的な音だけでも9種類ありますが、その中でも最もよく使う、オープントーン、クローズトーン(ゴーストノート)、クローズドスラップの3つの音を出せるように練習しましょう。

手順は左右交互に固定し、下記を行いましょう。

◯◯(X4 X2 X1)

◯(X4 X2 X1)

◯◯(X4 X2 X1)

●●◯(X4 X2 X1)

●●(X4 X2 X1)

(X4 X2 X1)

上記を右手スタート、左手スタートでやりましょう。組み合わせは、

オープントーンと◯クローズトーン

オープントーンと◯クローズドスラップ

クローズドスラップと◯クローズトーン

の3通りをやりましょう。

 

上記の手順(X4)をやっている動画です。

 

ポイント3

上記の練習は必ずメトロノームを使って練習しましょう。

メトロノームを鳴らす位置は、3連符の1つ目、3つ目、2つ目という順番で難易度を上げ、テンポも徐々に上げていきましょう。

 

この練習を丁寧に続けると、ほとんどの楽曲に対応できる手順を自分で作り出せるようになります。

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